プレックスとは
和訳すると「網」という意味ですが、美容室でいうプレックス剤とは各成分を繋ぎ止める効果があります。
いろんなメーカーからプレックス剤はでてまして、これはカラー剤などに混合して使用しています。
簡潔にいえば、カラーや矯正の薬剤ダメージから髪を守る効果があるんですね。
各メーカーから製品化されてるプレックス剤の成分として、ジマレイン酸・マレイン酸・ジカルボン酸・リンゴ酸などがありますが、大体が〇〇酸というのがメイン成分になります。
どうダメージを防いでくれるのか
これを説明するにはまず【アルカリ】から説明する必要があります。
カラーや矯正をするときに必ずと言っていいほどセットでくっついてくるのがアルカリ成分です。
アルカリは髪の毛を軟化させて、カラーの色素や矯正の還元剤(結合を切る成分)を中に入れ込む手助けをしてくれます。
健康な髪にはある程度このアルカリが必要になってきますが、この軟化が必要以上に進むと毛髪を溶かしてしまいます。
溶かすというのはどういうことか
髪の毛はアミノ酸の結合によってタンパク質になり、それらが更に結合しあって構成されてるんですが、この結合を緩めていくんですね。
緩めたものが更に軟化していくと結合が切れて、アミノ酸やケラチン・CMC等が流出していきます。
これがダメージです。
プレックス剤はこのタンパク質溶解を抑制してくれるわけです。
酸というものは架橋力があるんですが、架橋して毛髪の結合力を強化することでアミノ酸が流出することを防いでくれるんですね。
成分にこだわる
数多くのプレックス剤の成分がある中、現時点で最も効果が優秀なのはジマレイン酸を使ったプレックス剤になります。
何故なのかというとかなり化学的なところに踏み込んで長くなりそうなので、そこまでは割愛させて頂きます。
そしてただジマレイン酸だけで良いって簡単なことじゃないんですね。
ジマレイン酸と何を組み合わせるかで大きく変わります。
結論をいうと、ジマレイン酸×誘導体ですね。
これが髪質改善カラーや髪質改善矯正のダメージ抑制に一役買ってくれるわけです。
そしてブリーチ(強アルカリ剤)による検証の結果、1番効果の高いプレックス剤を使用させて頂いてます。
最後に
大手のメーカーをも凌ぐ、最も優秀なプレックス剤を使用してますが、薬剤に混ぜてしまうものはなかなかサロンワーク中に見せれないこともあるので、この場で分かりやすく説明させて頂きました✨
美髪にしていくためにはダメージさせないというのが最も重要になりますから、かなりこだわって厳選してます🫧
コメント