【対策】ある日、急にヘアカラーができなくなる日が来るかもしれない

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【ゼロテク】ヘアカラーのアレルギーを避ける

ヘアカラーって頭皮にべたべたつけるけど本当に大丈夫なの?って疑問に思ったことがある人は多いはず。

少しでもお客様の身体への負担を少なくしたいという想いから【ゼロテク】といったテクニックのこだわりを話していこうかと思います。

アルカリカラー剤にはジアミンという染料があり、この物質が合わない人、許容量を超えてしまった人はアレルギーとして反応が出てしまいます。

アレルギーになってしまった場合、選択できるカラーとして【ヘナ・ヘアマニキュア・ブリーチ・カラートリートメント】の主に4択になってしまうんですね。

気軽に【黒い地毛を明るくしたり白髪染めをすることができなくなってしまいます】

また、カラー剤のアルカリにより頭皮が沁みて痛くなってしまう可能性がありますので、それも良くありません。

これらの解決策として、頭皮につけないようにカラーをすることが大切です。

これを美容業界では、0ミリテクニック略して【ゼロテク】といいます。

ちなみに白髪染めなどでやむなく頭皮につける場合は、丁寧な乳化で頭皮に残る染料を少なくしてあげることが重要です。

メリットとデメリット

メリットは、頭皮につけないことでアレルギーにならない。※長くファッションカラー(アルカリカラー)やグレイカラー(白髪染め)を楽しめます。

頭皮の体温による根本近くの明るくなりすぎる問題を防げる。(明るさのムラがなくなります)

皮膚へのアルカリ回避(薄毛・白髪予防)、または経皮毒という考え方で身体への負担がなくなる

デメリットについて

ゼロテクはゼロと言ってますがほんの1mm程ですが根本が空いてしまうので、特に白髪染めしてる方の場合には白髪が目立つのが早くなってしまいます。

通常は頭皮までベタ塗りすることで頭皮に埋まってる部分の毛髪までカラー剤が反応するので根本の持ちが良いんですね。

何を優先したいのかによりますが、個人的には数日の持ちと将来の頭皮ケア(抜け毛薄毛を防ぐ)ことを考えればゼロテク一択です。

ですが、白髪がすぐ気になってしまう人には周りから見えやすい生え際や表面だけ地肌からベタ塗りしてあげてもいいかもしれません。

こちらのお客様は部分的に白髪が集中して生えていたので、根本から染めたいかお客様にお伺いし部分的にベタ塗りして染めることに。

それ以外はカラー剤が頭皮についてないのが分かるかと思います。

ゼロテクといっても100%まったく頭皮にカラー剤がつかないというのは大変厳しいので、アレルギーが出てしまったらやはり大事をとって明るくすることは諦めるしかありません。

ですから、アレルギーにならないように基本的に地肌につかないようにカラーをすることは大切なわけです

ちなみにジアミンによるアレルギー反応とアルカリによる被れは似てるようで違います。

頭皮が痒くなったり塗った部位の皮膚が赤くなったりなどは、特に乾燥しやすい冬に多いですが原因はアルカリによる被れです。

シャンプーによる皮脂の取りすぎを注意したり、流す時にしっかりとした乳化作業とシャンプーが大切になります。

後はやはり頭皮につけないように塗れば、より安心ですよね。

そうはいってますが、カラーは何十年もずっと使われている薬剤なので安全性が高いのは確かです。

皮膚についたからといって危険ですよ!と煽ってるわけではなく、過度に心配する必要はありませんよ、ということです。

事実、地肌につけながらカラーしてる美容室はたくさんありますから。

ただ、個人的なお客様への想いとしてそうさせてもらってます✨

お客様の身体に負担になるようなことは極力避けさせて頂いてます🫧

ホームカラーをやめてほしい理由

ホームカラーでは頭皮を避けてカラーをするといったことや、カラーの塗りわけができないのでそれだけでも美容室でカラーをするメリットがでかいわけですが、他にも良くない理由があります。

それが残留成分の活性酸素やアルカリです。

分かりやすく解説しますので、こんなことを美容室ではやっているんだと知っていただけると幸いです。

過酸化水素とアルカリがダメージを促進するわけ

セルフカラーをされたことがある方は分かると思いますが、カラーは1剤と2剤を混合して使用します。

1剤は色素やアルカリ・保護成分等が配合されており、2剤に過酸化水素が配合されています。

この過酸化水素(H2O2)は、名前の通り酸素を多く持っている水素なので、酸化させることでカラーの発色やアルカリ促進の効果を発揮します。

そして、この酸化というのが良くも悪くも活性酸素を発生させます。

活性酸素とは

私たちの身体は酸素を必要とし、酸素を取り込むことで活性酸素が発生します。

この活性酸素によって細胞が金属と同じように錆びていきます。「錆びる」=「酸化」=「老化」が活性酸素の成すしわざというわけです。

また、肌荒れ・がん・生活習慣病・動脈硬化など、身体に悪い影響を及ぼしたりする可能性があります。

良い側面も勿論あり、活性酸素のほとんどは、酵素の働きを促したり、細菌から強い酸化力で身体を守ったりと、健康を保つ働きがあります。

つまり、過剰に発生してる活性酸素が良くない状態であり、抑える必要があります。

活性酸素の4つの種類

スーパーオキシド・・・体内で最も大幅に増加するが酸化力は低い。ただし、他の活性酸素に変化しやすい。

過酸化水素・・・酸化力は強くないが、ちょっとした反応でヒドロキシラジカルに変化する。

ヒドロキシラジカル・・・最も酸化力が強い活性酸素。過酸化水素と金属。紫外線と水分が反応することで発生する。

一重項酸素・・・酸化力が強く、体内で作られる抗酸化物質では除去できない。

活性酸素を増やす生活習慣

タバコ・・・百害あって一利なし。ビタミンCを壊す。

紫外線・・・骨粗鬆症にならない程度に浴びましょう。

脂肪過剰摂取・・・過酸化脂質になります。

アルコール・・・分解することで活性酸素が発生。

ストレス・・・ストレスによる神経の刺激で発生します。

活性酸素の抑え方。

抗酸化力が高いもので抑えることが可能です。

それぞれに効く有効成分があるんですが、一般的な美容室で髪に活用されているのはヘマチンやカタラーゼ、ポリフェノールなど。

食べ物で摂取するとしたらポリフェノールがとても良くて、日常的に果物や野菜、お茶、お酒であればワインなどを摂取できるといいですね。

アルカリとは

アルカリの作用は髪の毛を軟化膨潤させることで薬剤を浸透させやすくする効果があります。

一定の軟化膨潤は必要不可欠なわけですが、行き過ぎた軟化膨潤は髪の毛を融解させダメージが強くなってしまいます。

また軟化膨潤させた髪を引き締める(硬化収斂)させる必要があるんですね。美容室ではバッファーといったりします。

これをしないというのは髪の毛が柔らかくなっていてダメージを負いやすい状態なわけで、1週間~2週間とこの状態が続きます。

残留アルカリはシャンプーだけでは抜けないので中和させる必要があるわけです。

ホームカラーでは傷む原因を除去できない。

以上のことからご自分でホームカラーをされると、過酸化水素やアルカリが除去できずじわじわと傷んでしまいます。

また適切な放置時間や洗い方など傷む要素がたくさんあります。

特に髪質改善していくにあたっては、ダメージを抑える成分や補修成分をたっぷり配合のサロンカラーは絶対条件です🫧

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