アンチエイジングの為にスキンケアを頑張っていても、それ以外で老化を招いてしまっているかもしれません。
実はシワ、シミ、ニキビのほとんどがAGEや糖質が原因といわれています。
しっかり対策をして綺麗なお肌を保ちましょう!
糖化とは
AGEs(エージーイーズ)=終末糖化産物
これは人類最大の敵とも比喩されるほどの老化物質です。
終末糖化産物とは簡単に説明するとタンパク質や脂質にブドウ糖がくっつくこと。
体内にブドウ糖が有り余っている(血糖値が高い状態)と生成されやすくなってしまいます。
このくっつき方には2種類あるんですが、酵素の触媒作用に制御されて付加されるケースと、ランダムに付加されてしまうケースです。
前者は問題ないんですが、後者が良くないんですね。
ランダムにくっついてしまったタンパク質や脂質は元々の働きを損なってしまうわけで、様々な病気や老化のトリガーになってしまうんです。
分かりやすい糖化反応の実例
糖化反応は身体の中で起きる反応と、食品などで起こる反応があります。
フライドポテトやパンなどの色を良くするためにこの糖化反応を使用してたりしますね。
120度以上で急速に反応が進みますが、低い温度でも反応は進んでいきます。
そして、糖化したタンパク質や脂質、つまりAGEを体内に取り込むと10%程吸収され、6〜7%が長期に渡って留まると言われてます。
毛髪のケア成分としても糖質が使われていたりします。
糖質は弾力と水分を含みますので、手っ取り早く髪の質感を良い感じにすることができるんですね。
ただし、毛髪にもこの糖化反応は起こりえます。
ソルビトールなど糖の成分が濃い目に配合されている製品を使用し、コテやアイロンをすれば髪の毛はどんどん質感が悪くなるということです。
※少量の配合量なら影響は少ないです。
で、ここからが大事な話です。
糖化が引き起こす健康への影響について
調理で発生した糖化反応によって、発癌性物質の前駆体であるアクリルアミドが生成されます。
少し前までは、糖化反応が健康に与える影響は取るに足りないものだと考えられていたんですが、近年の研究では実際には非常に重大であることが分かってきているんですね。
糖化反応は網膜症や心臓病などの発症にも大きく関わっています。
また老化で起こる白内障やコラーゲンなどにも影響するのでお肌にも関係してくるわけです。
しみやくすみとなり肌の透明感を損ないます。
病気の種類が広範に渡るのは、糖化反応がきわめて基礎的なレベルで分子と細胞の関係を阻害し、過酸化水素などの強い活性酸素を高度化してしまうからということなんですね。
つまり糖化を抑えれば酸化も抑えられるので美を保つには欠かせない要因の1つであるわけです。
糖化反応物が多いものとしては、香料、着色料、ドーナツ、ホットケーキ、クッキーなどがあげられます。
このように糖化は老化に繋がる反応なので抗糖化ケアという言葉があるくらい重要だといえます。
糖化ケアについ
糖分は、人が生きていくための重要な栄養素。
取らないわけにはいきません。
そこでポイントとなるのは、糖質の摂取量を抑えること・急激に血糖値を上げない食品を選ぶこと・高音調理を避けること。
AGEは血糖値が高いと体内でAGEが作られやすくなってしまいます。
血糖値のコントロールが肝ということですね。
ダイエットをしたことがある人は分かるかもしれませんが、GI値って聞いたことありませんか?
GI(グリセミック・インデックス)といいます。
ブドウ糖の血糖上昇率を100とした場合の、血糖値の上昇する割合を数値化したものです。
GI値の数字が低い食品ほど血糖値が上がりにくく、GI値が高い食品ほど血糖値が上がりやすいことを意味します。
白米を食べるよりオートミールや玄米などが太りづらいと言われるのは、この値が低いからですね。
つまり、できるだけ低GI値の食品を選ぶことが、糖化ケアに繋がるわけです。
また顔を擦る行為もNGです。
年齢を重ねて肌の真皮にAGEが溜まっていくと弾力性が低下します。
そこにマッサージを加えると真皮の立体構造が崩れて陥没し肌の表面に深いシワが刻まれるというわけです。
実はエステ等で顔のマッサージも良くないわけなんですね。
洗顔で肌を擦らないようにしてることを考えれば、肌を擦る事は良くないと知っているはずなのにマッサージなら大丈夫!なんてことはないはずです。
美顔器で肌を擦るのも良くないので、触れるぐらいのイメージでやりましょう。
紫外線ケアも大事でして紫外線がよく当たる部位はAGEが激増します。
29歳の女性被験者の腹部とお顔のAGE量を調べたところなんと約22倍の差がありました。
UVカットのクリームは必須ですね✨
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