【原料にこだわる】ポリフェノール

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ポリフェノールとは

ほぼすべての植物が持つ苦味や渋味・色素の成分であり、抗酸化物質です。

ではその抗酸化とは何かというと、活性酸素の働きを阻止する力をもっています。

お茶の『カテキン』や『イソフラボン』、『アントシアニン』などもその一種です。

活性酸素は常に人体で発生している成分でもあるんですね。

ですからポリフェノールを摂取することは健康に良いわけです。

活性酸素のメリットとデメリット

カラーをする時に過酸化水素(2液)という成分を使用するんですが、名前の通り過酸化してる水素(H2O2)なので活性酸素を発生してしまいます。

活性酸素は良い側面と悪い側面があり、

良い側面は、活性酸素のほとんどは、酵素の働きを促したり、細菌から強い酸化力で身体を守ったりと、健康を保つ働きがあります。

悪い側面は、活性酸素が大量発生すると、肌荒れ・がん・生活習慣病・動脈硬化など、身体に悪い影響を及ぼしたり老化の要因にもなることがあります。

毛髪にとっては、そのままにしておくとダメージが進んでしまったりする要因だったりします。

カラーや矯正後に発生する活性酸素を抑える必要があり、残留する過酸化水素を分解したいわけなんですね。

そこで優秀な成分の1つがポリフェノールというわけです。

またヘマチンとカタラーゼを使う美容室もあるので簡単な説明だけしておきますね。

どちらにせよ美容界隈では過酸化水素を中和や除去という言葉が使われがちですが、正しくは分解であり反応させきって酸素を放出させきるというイメージで良いかと思います。

なので過酸化水素と反応を起こす成分であれば、分解が進むということです。


ヘマチンとは、動物の血液から得られる有機鉄錯化合物。

血液の主成分「ヘモグロビン」の「ヘマチン」と「グロビン」を分離して抽出されたもの。

酸化重合を促進させる効果があり、発色を促進してくれます。

カタラーゼとは、動植物界に広く存在する酵素であり過酸化水素を分解する働きがあります。


ポリフェノールを厳選

ポリフェノールは8000種以上あるとされていてます。

そこで数ある中から厳選した最も毛髪に効果の高いポリフェノールが”タンニン“です。

タンニンはタンパク質と強烈にくっつく作用(収斂作用)や高い補修効果・高い抗酸化力があります。

化粧品に配合することで肌を引き締め、毛穴を目立ちにくくする効果や制汗効果を発揮できるる代物。

またタンニンにも種類があり、主に加水分解型タンニン(ガロタンニン)と縮合型タンニン(ケブラチョタンニン)に別れます。

加水分解型タンニンは髪の毛の内部に作用し、縮合型タンニンは外部に作用しやすいという特徴があり、使い分けするんですね。

タンニン以外にも優秀なポリフェノール複合パウダーを使用して毛髪にハリと艶を与え、カラーの褪色防止も見込めます。

効果が高い分、癖があり扱い方が難しく知識が必要になります。

そしてもう1つ。

シャンプーに混ぜることができる【数種類のポリフェノールとカタラーゼ、柿タンニン配合の薬剤】があり、過酸化水素の分解やアルカリを中和、消臭効果を期待できるものを使用してます。

抜かり無しですね🫧

これらを上手に使えば、活性酸素を防ぎ、毛髪補修・強化にもなり、カラーの色持ちを良くするといった複合的なメリットがあるので【髪質改善の1つ】として使用させていただいてます。

サロンではゆっくり過ごして頂きたいので、細かいことはブログにさせていただいてます🫧

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