矯正とカラーをしてる髪で気になるのが明るさのムラです。
またある程度明るい色だったりすると、ダメージが強いことが多いですね。
ダメージに関しては複合的な要因なので効果の高いヘアケアをおこなえば改善されますが、明るさのムラは一度なってしまうとなかなか治せません。
原因と対処法について解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
明るさのムラになってしまう理由とは
縮毛矯正をされてるお客様にかなり多い事例なんですが、これには理由があるんですね。
それは縮毛矯正した髪の毛は【明るくなりづらい状態に変化してる】ということと【ダメージのし過ぎで薬剤を吸い込みすぎてしまう】ということが考えられます。
原因は、矯正した後の髪の毛は高温のアイロンにより、ギュッと押し固まった状態で薬剤が浸透する隙間が少なくなってしまってること。
髪の毛もタンパク質の集合体ですからタンパク変性を起こし、薬剤がうまく反応しない・内部にダメージホールがあるためカラー剤の色素を吸い込みすぎてしまう等の複合的要因があるわけなんですね。
ではどうすれば明るさのムラを防げるのか?
結論をいうと【先にカラーをして希望の明るさにしてから矯正をする】
これに尽きます。
例えば根本が5cm黒髪でそこから先が10トーンの茶髪に、先に矯正をかけたとします。
その後、10トーンのカラーで染めたとしましょう。
根本1〜2cmは矯正の薬剤やらアイロンやら影響が少ないところなので10トーンまで明るくなります。
ですが、中間の3〜4cm部分は縮毛矯正により明るくなりづらくなってしまってる状態なので6〜7トーンぐらいの暗い仕上がりになってしまいます。
根本は10トーン、中間は6トーン、毛先は10トーン。
これがシマシマカラーになってしまう原因となるわけです。
そんなわけで、ムラなく綺麗な髪色にするためには、しっかりプランを立てていく必要があります。
そして特にですが、黒髪状態から矯正をするとかなり明るくなりづらい状態になってしまう可能性が高いです。
ダメージが少ないベストな選択
ダメージを抑える観点でいえば、それは【先にカラーをしてから1ヶ月前後】に髪質改善矯正を施術しに来てください。
前述したように、先にカラーをして明るさを揃えてしまえば問題ないわけです。
ですが、カラーしてから早すぎると折角カラーした色が矯正の薬で色落ちしてしまいますし、毛髪が安定するまで少し期間を開けたほうがいいです。
2ヶ月あたりまで根本の黒髪が伸びてしまうと、矯正に影響されるところまで黒髪の部分が伸びてしまうので遅すぎます。
そのため【1ヶ月前後が最適】なんですね。
ある程度色味が落ちて、カラー施術後のphが落ち着いた【1ヶ月〜遅くとも1ヶ月半以内】が最も痛みにくく綺麗に染めれてお勧めということです。
時間がなくて矯正もカラーも同時にやりたい!って方は、ケースバイケースになりますので事前にLINEでのカウンセリング次第の対応とさせて頂きます。
ただ、髪の毛のことを考えるなら先にカラーをして黒髪部分を無くすことと、最短で1週間〜1ヶ月空けてカラーしにきて下さるのが最善策ですね✨
ムラになってしまったら治せないということ
要するに、普段のカラーとカラーの間に矯正を挟むと丁度良いですね。
この髪の毛の明るさムラは、基本的に治すことはできません。
一度ムラになってしまうと1〜2年かけて伸ばして切ってしまうか、暗く染めて目立たなくさせるか(色落ちしたらムラの状態に戻る)になるので長いお付き合いになってしまいます。
美容室や担当者をころころ変えることは、とにかくムラになる可能性が格段に高くなります。
ムラのない綺麗な美髪にするために一緒にプランを組んでいきましょう🫧
お客様と美容師、どちらかにまかせるのではなく、一緒に築き上げることが必要です。
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