シャンプーの選び方
結論から先にいってしまえば市販品はどれもさほど違いはないです。
ただ、頭皮が荒れないか、香りが好みか、髪質に合っているか(しっとり・さらさら)
ここを外さないようにお気に入りの物を見つけてみると良いと思います。
基本的に裏面の成分表記の上から、水・メイン成分(界面活性剤)・質感剤・防腐剤・香料・着色料だと思われます。
化粧品の表記は配合量が多い順ですが、1%未満の配合量の成分は順番は関係ありません。
どの製品もメイン成分である界面活性剤を複合的に配合していますが、水の次に書いてあるものがメインです。
大手メーカーのメイン成分である界面活性剤濃度は約10%前後。石油系が多く高めの脱脂力や刺激性があります。
市販品は洗浄力の高い界面活性剤を薄めて使用し、粘性を別のもの(コカミドプロピルベタインや塩化Na等)で上げています。
安価で効果の高い成分も配合されてるが刺激性があるものが気になるところです。
調べると意外と高価な良い成分が配合されていたりしますが、コスト的にまずありえないので超微配合(0.0〜)と推測できます。大きな窯にスプーン一杯で配合してると表記できますからね。
飾り要素も多いのであまり成分を調べても意味が少ないのかな~と個人的に思います。
やはりコスト面を考えると、高価な成分が表記されていても超微配合にせざるを得ません。
会社を経営していくためには良い商品ではなく売れる商品を作るのが第一ですから、それを否定するつもりもありませんし市販品を否定する美容師さんも多いですが、目的が違うのでそれは見当違いかなと。
人口が世界的に増えていく中で、安価に大量生産ができる優れた洗剤は生活の衛生面で大いに活躍してくれてます。
市販品は全ての人が清潔に日常生活を過ごすために欠かせない物。
そして、頭皮や髪の毛に悩みを抱えてる方に向けてサロンシャンプーがあるわけです。
サロンシャンプーももちろん良し悪しはありますが、通ってる美容室や担当の美容師さんがあなたのお悩みや髪質に向けてセレクトした物を使用してみることをおすすめします。
あなたの髪を一番理解してくれているのは担当の美容師さんですから。
目的に応じて選択できることが大事ですね✨
【ノンシリコン】シャンプーがあってる髪について解説
シリコンとは安全性の高いヘアケア剤
一般的にシャンプーに配合されているシリコンは、正式にはシリコーンといい、シリコン(元素の1つであるケイ素)を化学的に合成処理したものです。
成分表では主に〇〇ジメチコンと表記されてますね。
役割としては髪のキューティクルに張り付いて髪を保護する働きがあるため、指通りがとても良くなります。
人体に対して刺激が少なく、安全性も高いため、化粧品などにも使われてたりします。
そしてこれらが配合されてないものがノンシリコンタイプのシャンプーなわけですね。
しかし、ノンシリコンシャンプーのメリットがないわけではないのでそこについても解説していこうかと思います。
ノンシリコンシャンプーのメリット
1.カラーは染まりやすくなり、矯正やパーマはかかりやすくなる。
2.髪の毛にハリコシがでる。
3.べたつきやシリコンが原因の頭皮トラブルを回避できる。
これらはシリコンの過剰コーティングにより起こる現象です。
オイルとかもそうですが、あまりに髪の毛に張り付いてしまうとビルドアップといってなかなか落とすことができません。
一般的な市販品をご利用の方で、シリコンや植物性オイル、被膜成分が重たく残りすぎてしまってることがあります。
詳しくは下記を参考にどうぞ。
しかし、コーティング系は少し重さがでるのとさらさらになるのでボリュームダウンに繋がります。
逆にいえばシリコンや植物性オイルがなければボリュームアップしやすいともいえますね。
シリコンはしっかり流せば毛穴に残るということはありません。
比較的安全性も高いので過剰な心配は必要ないと感じます。
しかし、配合量が多かったりすすぎが甘かったりするとフケや痒みの原因になったりする可能性はありますので気をつけましょう。
ノンシリコンシャンプーのデメリット
1.手触りが悪くなり髪の毛が軋む。
2.摩擦や引っかかりによりダメージしてしまう。
3.ドライヤーやアイロン、紫外線からの熱ダメージから守れない。
コーティングがなくなり髪の毛がすっぴん状態になるということは、ダメージ具合が直に出ます。
髪質によってはごわごわ、ギシギシしてしまうでしょう。
そうなれば、シャンプーをしている時に髪同士の摩擦が大きくなります。
キューティクルが剥がれてしまい、髪のダメージが進行してしまうんですね。
コーティングがないということは、お湯やドライヤー、アイロンや紫外線の熱がダイレクトに髪に伝わるということ。
日常生活におけるダメージから守れない状態ともいえます。
これらのデメリットは優しく洗い、トリートメントをしっかり行えば回避できるかとは思います。
殆どの人にとってはシリコンは必要な成分であり、ノンシリコンシャンプーを選ぶべき人は【脂漏性の頭皮・猫っ毛の軟毛】であれば検討してもいいかと思います。
【オーガニック】メリット・デメリットを解説
美容品のオーガニックについて
オーガニックって聞くだけで良いイメージありますよね。身体に良さそうだし良い香りしそうとか。
サロンでいうオーガニックと食品のオーガニックはちょっと違いますが、食品のオーガニックは化学成分による添加物が少ないので安全性が高いと言えますね。
サロンでいうオーガニックは、シャンプーや保湿クリーム、化粧品などに植物性成分を配合してオーガニック製と謳っているものなどを指します。
オーガニック、自然派、植物由来成分、ボタニカルなどのキャッチコピーは全て=です。
世界にはオーガニックコスメの国際認証機関がいくつかありますが、国内の認証機関はないみたいですね。
オーガニックとしての基準がないので、植物性の成分をほんの僅かでも配合すればオーガニックと名乗れるようです。
(そんなこといったら何でもオーガニックじゃん)という裏事情はさておき…
オーガニックコスメのイメージ
オーガニックシャンプーのイメージ
- 洗浄力がマイルドで優しい
- 自然由来なので肌に刺激が少ない
- キシキシする
- 泡立ちが悪い=洗浄力が足りない
- 香りが良いor独特なものもある
オーガニックコスメも安心・安全のイメージが強いですね。
ですが、実際は…?
オーガニックのうそ・ほんと
- オーガニック化粧品や自然派化粧品、普通の化粧品の中身はほぼ同じ
- オーガニック成分や天然成分は、安全だとは限らない
- オーガニック成分や天然成分には、不純物が含まれる
- オーガニック成分や天然成分100%の化粧品は存在しない
- オーガニック成分や天然成分を配合しても、化粧品の安全性は高まらない
- オーガニック化粧品や自然派化粧品は、規定がなく不確かな化粧品である
オーガニック製品には大量の植物エキスが入ってます。
といってもオーガニック成分の配合量は大体は5%以内といったところでしょうか?
そして植物エキスは精製されてるわけではないので不純物も混ざったりします。
また植物には、毒性やかぶれ、アレルギーの原因となる成分があるんですね。
【オーガニック=安心安全ではない】ということは覚えておいてください。
化学成分のほうが精製され研究されてる安全な成分の事のほうが多いので、過剰に心配する必要はないです。全てとは言いませんが、、
また、なかには防腐剤無添加といったものも見かけることがあります。
その場合には消費期限が設定されます。
防腐剤が肌に合わないことはありますが、基本的に安全性が高い物ですし、必要悪です。
消費期限を過ぎたものは腐敗し、肌にとっても悪いので気をつけましょう。
1%未満配合でオーガニック
最初に触れましたが、オーガニックの国内認証機関はありません。
なので、1種類のオーガニック成分を1%未満でも配合してあれば謳えちゃうわけなんですね。
オーガニック製品は高めな価格設定が多く、その分効果が高いと言えるのかは難しいところだと思うので信頼のできるものを使いましょう。
以上の観点から、オーガニック製品といえど、注意して扱う必要があると考えます。
決してオーガニックが悪いとかは全く思っていないので、判断の1つとして知ってもらえたらいいなと思います🫧
肌荒れしてるからオーガニックにしてみよう!は要注意です。
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