ヘナカラーをすると髪の毛にハリコシがでたり、アルカリやジアミンを使わないので頭皮の負担を軽減できるといったメリットがあり、細毛軟毛の人に需要が高かったりします。
黒い地毛はそのままで白髪だけ染まればいいよ、というかたには髪質改善の視点でいえばヘナカラーがお勧めとなるわけです。
では負担が少ないのは分かるとして、なぜ毛髪にハリコシが出るのか?
それを紐解けば髪質改善として利用できるということで解説していきます。
ヘナカラーのヘナとは植物や樹木の色素のことであり、その色素を髪の毛にくっつけることで髪が染まるという仕組みになっています。
植物や樹木の色素=ポリフェノールです。
ポリフェノールはタンパク質を収斂し結合しやすいという特徴があります。
ヘナに入っているヘンノタンニン酸/ローソンというポリフェノールは、反応性が高く毛髪に収斂してくっつきハリコシを強化をする、そして色素が定着するわけです。
このタンニンを加水分解して出来るものが没食子酸というものになり、化粧品やトリートメントなどに配合されたりします。
つまりヘナカラーが良いとされる理由は、タンニンや没食子酸の高い効果であり、これはトリートメントや薬剤に配合できる成分でもあるので、ハリコシ強化用の髪質改善に活用できる成分となるわけです。
加齢毛(エイジング毛)はハリコシがなくなり癖が強くでる傾向にありますが、ハリコシを強化することで少しの癖の緩和が期待できます。
ヘナのデメリットとして、明るくならない、暗くなりがち、持ちが悪い、染めに時間がかかる、といったことがあげられます。
しかしカラー剤でアレルギー反応が出てしまう人や黒髪が明るくならなくても問題ない人にとってはヘナカラーが有力ですね。
アレルギーがない方であればダメージは少し出ますが、通常のアルカリカラーでもヘナカラーのように髪にハリコシを付与できる方法がありますので、サロンでしっかり説明させていただきます✨
ポリフェノールは抗酸化作用もかなり高いため、活性酸素を除去して細胞の劣化を防ぐということも期待できたりしますよ🫧
コメント